初心者がWEBプログラミングの言語を勉強するにはどれがいい？
プログラミング経験がほとんどない初心者が、ソーシャル系サービスやアンケートシステムなどのインターネットで利用できるようなサービスを作ろうと思った場合、どの言語を勉強したらいいかわからないと思います。
WEBで良く使われる言語にはJava, PHP, Ruby, Perl, Pythonなどいくつかの言語がありますが、それぞれ特徴があり、どれからはじめればいいのか迷うのも当然と思います。
初めて言語の勉強をするにあたっては、わかりやすさ、手軽さ、需要の多さなどを吟味して選択すると良いと思います。いきなり難しい言語をやっても挫折してしまっては意味がないですし、需要の少ない言語をやっても仕事として使えなかったり、活用の場がなければ意味がないです。
このページでは、プログラミング初心者が言語の勉強を始める際に、どの言語を選べばいいかを紹介したいと思います。
簡単にはじめるならPerlかPHP
WEBプログラミングの言語を学習するにあたって、手軽にはじめられるのはPerlかPHPかと思います。どちらも習得しやすい言語です。
PerlとPHPの特徴をそれぞれ記述すると、以下のようになります。
Perl
・歴史が長いため、利用者が多い。
・Perlを使って構築されたサービスやシステムが多い。
・ウェブシステムだけでなく、OSやサーバーの管理システムにも使用されている。
・ほとんどのレンタルサーバーで利用可能。
PHP
・習得のしやすさ、開発の簡単さから利用者が多い。
・WEBシステムで使われることがほとんど。
・標準で使える機能が多いため、後からプログラム（ライブラリー）を導入する手間が省ける。
・ほとんどのレンタルサーバーで利用可能。
どちらがより手軽で簡単かと言うと、PHPかなと個人的には思います。
PHPはPerlより後に登場したのですが、習得のしやすさ、開発のしやすさから爆発的に普及したと言う背景があります。
PHPの場合はPerlに比べて標準で持っている機能が多いため、後から必要なプログラム（ライブラリ）をインストールするということをしなくても済む場合が結構あります。ライブラリを追加するというのは、初心者にとっては結構面倒くさく感じる点かもしれません。こんな機能があったらいいのにと思っても、その都度ライブラリを追加しなければいけないのはストレスを感じるため、手軽に習得を目指すならPHPが良いと思います。一度習得してしまえば、Perlや他の言語を学習するのはずっと速くなります。PHPを習得した後、Perlを学んでみてもいいかもしれません。
需要と言う観点で見るならば、Perlにやや分があるかなと思います。
PHPはウェブシステムの構築に使われることがほとんどですが、PerlはLinuxなどのOSやサーバーの管理にも使われます。
また、Perlは歴史が長いため利用者が多く、Perlで作られたシステムも多いため、これらの保守や拡張、さらに新規の開発でもPerlが使われることがかなりあります。適用範囲の多さと言う点では、Perlがやや優勢かもしれません。ただ、最近はPHPでウェブシステムを組むことも増えてきていますので、自分が行きたい会社などがあれば、求人案件ににあわせてみるのも良いかもしれません。
Perl, PHPともに参考になる書籍はたくさんあります。このサイトでもプログラミング初心者の方がわかりやすい本を紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
つぶしがきくのはJava
手軽さや習得の容易さと言う点ではPHPやPerlには負けますが、需要の多さやつぶしがきくという意味では、Javaが良いと思います。
Javaの特徴は以下のようになります。
・大型プロジェクトから小さなプロジェクトまで幅広く採用されている。大型のものの多くはJava。
・ウェブシステムからデスクトップアプリケーションまで適用範囲が広い。
・組み込みシステムや携帯機器（携帯電話、スマートフォン等）、スーパーコンピューターまで、多くの分野で利用されている。
・Windows、Mac、LinuxなどのOSに依存しない。
・オブジェクト指向言語。
このようにウェブアプリケーションから、デスクトップ、携帯機器まで幅広く使われるため、多くの需要があります。ウェブアプリの作成で学んだ経験が、他のプロジェクトにもそのまま使えることが多いので、つぶしのきく言語だと思います。
ただ、習得のしやすさと言う点では、PHPやPHPに軍配があがります。基本的な文法はそれほど違わないのですが、オブジェクト指向という考え方が理解できないと難しく感じるかもしれません。
逆にここをクリアできてJavaをマスターできると、PHPやPerlの理解はとても楽になります。
