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転職時の面接での給料交渉はどうしたらいい?

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転職するときには仕事内容も大事ですが、やはり給料もアップすることを期待してしまいますよね。少しでも給料が上がると、それだけ仕事にも張り合いが出るのではないかと思います。


ただ、面接時にお金の話をするのは印象が悪くなるのではないかと心配になるかもしれません。希望する会社なのに、印象を悪くしてしまって不採用になってしまっては元も子もないですよね。


ではいったい、転職時の面接での給料交渉はどのようにしたらいいのでしょうか?

交渉を切り出すタイミングは?


給料がどれくらいもらえるか、ということを面接の際に話題に出ることがあります。このような場合には、うまく流れに乗っていくと良いです。先方の話に沿って上手に交渉していく必要がありますが、先方から話を振ってくれるのは心理的にとても楽になると思います。下でNGな交渉例を紹介していますので、それらを参考にしながら、上手に乗り切ってみてください。


一方で、先方が給料の話を最後まで振ってくれないという場合も往々にしてあります。このような場合には、結局給与交渉ができずに終わってしまいます。給料は入社してみるまで分からない、という状況になってしまうのはとても不安なので、タイミングを見計らって自分から切り出す必要があります。


ただ、自分から給料の話題を切り出す場合には、状況をよく見て慎重に行くようにしましょう。あまりに唐突に切り出してしまうと、目的はお金か、と思われてしまい印象がよくありません。面接の最後に用意されている質問時間に聞いてみるのも良い方法です。ただ、下のNGな交渉例にもあるように、待遇面の質問が多いと印象が悪くなるかもしれませんので、あらかじめ仕事内容の質問と給与面の質問をいくつか考えておいて、自然に話がつながるような展開を考えておくのが良策だと思います。

こんな交渉はNG


私は実際に採用の面接に参加することがあるのですが、時々これは困ったなという求職者の方に出会います。


このような方について、面接終了後に採用担当者で話をすると、たいてい不採用になることが多いです。ここでは、よくあるNGパターンをご紹介したいと思います。


(1)仕事内容に関する質問よりも待遇面の質問が多い

転職者の口から出てくる質問や話題が給料や福利厚生の質問が大半という人がいらっしゃいます。


生きていくうえではどれくらいの給料がもらえるのか、どんな福利厚生があるのかということは大事なのはとてもよくわかるのですが、そればかりだとこの人は本当に仕事をがんばってくれるのかなと疑問に思ってしまいます。やはり、転職の本当の目的は給料だけなのではと疑ってしまいます。お金の話が中心だと印象は悪くなってしまうのは避けられません。


(2)自分を前面に押し出したアピール

前職でこんなに実績を出したからこれくらいの給料はもらいたい、というようなことをアピールする方がいらっしゃいます。実績を出すことはとても大変なことですので評価はしたいのですが、聞く側としてはどうしても圧迫感を感じてしまいます。


実際に採用したとしても、このような高圧的な態度で社内やお客さんにも接するのではないかと思ってしまい、印象があまりよくありません。


(3)感情的なアピール

家族に小さな子供と介護が必要な母がいるからこれくらいは給料が必要だ、という感情に訴えてお話をされる方もいらっしゃいました。


同情はするのですが、だからといって給料を上げるというわけにはいきません。給料はあくまで仕事に対して支払うものというのが基本だと思います。このようなパターンの話の進め方をする人は、仕事を任せたとしても何かにつけて言い訳が多い傾向にあるように見えますし、印象はよくありません。病気や家族などを言い訳にした交渉はNGです。



給料アップの根拠は何か?


給与交渉を自分でする場合は、あらかじめ給料をアップしてもらうための根拠が必要になります。上で挙げたようなNGな例にならないように気をつけたうえで、納得してもらいやすい形で穏やかに話をしてもらえると聞く側としても安心できます。


たとえば、今いる会社ではどんなことを身につけてどんな実績を出したのかを説明したうえで、転職しようとしている会社の業務にどのような形で貢献できると思うから、何パーセントくらいのアップをしていただければ、というような形で、押しつけがましくなく、上から目線になることもなく、言い訳がましくならずにひかえ目に且つ論理的に話してもらえると印象がとても良いのではないかと思います。


特に話し方など、交渉するときの態度はとても重要ですので、そのあたりも意識すると良いのではないかと思います。


以前、採用面接に立ち会ったときに、とても感じのいい方がおられました。


その方は前職で身につけた技術をもっと磨きたい、そのためにうちの会社に来て頑張りたいという旨のことを話されました。そして、前職で開発したシステムについてお客さんに喜んでもらえた話をしてくれ、うちの会社でもシステム開発を通してお客さんに喜んでもらえるようにがんばっていけるのではないかと思う、というようなことをお話されました。


そのうえで、10%ほどの給与アップを希望しているのですが、もし可能であればお願いしたい、というようなことをとても控えめな態度でお話されました。


この方はとても好印象で、うちの会社の業務のことについてもよく調べて理解されておられました。


それに加えて、前職で得たスキルや実績などがどのようにうちの会社にとって利益に結び付くかということを丁寧に説明されました。転職したい前向きな理由、ならびに給与アップの根拠と控えめなお願い、というのが好印象につながったのではないかと思います。


この方は採用がすぐに決定したのですが、残念ながら他社でも採用されたようで、残念ながらそちらに行ってしまわれてしまいました。



プログラミングやシステム開発の経験がある人であれば技術経験を通したアピールが効果的にできるのですが、未経験で転職する場合には給与アップの根拠を提示することは難しいかもしれません。そのような場合や給与交渉に自信がない方は、下で紹介しているような転職エージェントを通じた給与交渉を行うというのがとてもやりやすいやり方ではないかと思います。



切り出しにくい、どう交渉していいかわからない場合はどうしたらいい?


結局、面接の時にお金の話を切り出すのは難しいと考える人も多いのではないかと思います。もし、交渉に失敗したら印象を悪くするだけではなく、不採用ということにもなりかねません。


私も実際転職する際は、自分から給料の交渉をすることは結局できませんでした。丁寧に印象よく交渉できる気がしなかったのです。


そういう人は多いと思いのではないかと思います。でも、せっかく転職するのですから、給料はアップしていきたいものですよね。うまく給料交渉ができるといいのですが、自分からは切り出しにくいという方は、転職エージェントに頼むという方法があります。


転職エージェントというのは、求職者と採用企業をつなぐ役割をしてくれる企業(サービス)のことです。転職したいともう企業に直接応募するのではなく、間に転職エージェントが入ることで、エージェントが企業の紹介をしてくれたり、企業への応募を行ってくれます。


そのサービスの一つとして、給料の交渉を行ってくれるのです。希望する給与額や福利厚生の条件などの待遇面を予め相談できますし、実際に採用企業と交渉してくれます。


面接時に印象を悪くしてしまうという心配をすることがないので、面接に集中することができるのがメリットです。転職エージェントはほかにもいろいろメリットがあり、詳細については、プログラマーやSEに転職するならエージェントを活用しよう!のページにも紹介していますのでご参考にしてみてください。




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