>  > なぜ未経験でもプログラマーとして採用されるか?

なぜ未経験でもプログラマーとして採用されるか?

このエントリーをはてなブックマークに追加




ソフトウェア会社などのIT企業の求人には、「未経験可」という言葉を見かけることが非常に多くあります。これは果たして本当なのでしょうか?


未経験でもプログラミングができるようになる?のところでも紹介したように、プログラムを書いたことが無くても採用されます。本当ですので安心してくださいね。実際私もインターネットとメール、Word, Excelの簡単な使い方を知っているぐらいで応募し、会社から採用通知が届き、かれこれ10年以上働いています。


それではなぜプログラミング初心者でも採用されるのでしょうか?私も初めてこの業界の門をたたいたときは、本当に採用されるのだろうか?と不安になりました。しかし、今ではなぜ未経験でも採用されるのかがわかるようになってきました。このページではそのことについて解説したいと思います。


未経験でも採用される理由


プログラミングをやったことがなくても合格する理由は、以下の2つが挙げられます。


1.プログラミングは時間とともに慣れてできるようになる
2.プログラミング以外にも大事な要素がある



まず、プログラムというのは仕事で1年くらいしっかりやると、結構書けるようになります。私の会社には新卒・未経験で入社した男性も女性もいますし、中途採用で未経験者の方も何人もいますが、ほぼ1〜2年後には皆さんプログラムをスラスラ書いてお仕事ができるようになっています。もちろん人によって習得までの速さは違いますし書くスピードも異なりますが、多くの場合プロジェクトの一員として仕事を任されています。


プログラミングとは大まかに言って「順次」、「繰り返し」、「条件分岐」の処理を記述していく作業と思ってもらえれば大丈夫かと思います。「順次」とは順番に物事を処理していくことで、「繰り返し」というのは本質的に同じ処理を少しずつ条件を変えて繰り返していく処理になります。「条件分岐」とは、場合わけをして処理を行うということです。大まかにいうとこの3つの要素で構成されていて、言語がかわっても大体同じです。


最初はもちろん簡単なプログラムでさえうまく書けず、悶絶することになるのですが、先輩の書いたものを見せてもらったり、いろいろな書籍やネット上の情報を見ながら練習していくと、自然と書けるようになります。パターンもわかってきますし、だんだん書くスピードも速くなってきます。実際私の周りを見ていても、皆さん順調に成長していっています。


また、言語が変わっても基本的な文法は似ているので、2番目以降に覚えるプログラミング言語というのは比較的早く習得できます。1つの言語をしっかり覚えれば、応用は簡単にききます。


ただし、プログラミングが書けるようになるにはある条件があります。それは、自分で学んでいこうとするマインドや意志をしっかり持っているかということです。


プログラミング以外に大事なこと


誰かに教えてもらえるだろうと思っている人は、プログラマーになるのはやめたほうがいいでしょう。もちろん、最初の段階では教えてもらわなければならないことも多くあります。研修期間がプログラミングの基礎を学ぶための時間にあたるでしょう。


しかし、研修期間が終われば、しっかりと教えてくれることはあまりないと思っておいた方がいいです。研修で学んだことが即業務に活かせればいいのですが、たいていの場合は自分で学んで身につけていかなければならないことの方が多いです。また、プログラムを書きなれていないため、書くスピードも遅いと思います。


知らないことや新しいことはどんどん自分で学んでいかないといけませんし、たくさん書いて慣れていかなければなりません。


そのときに、誰かに頼る気持ちがあったり、自分で手を動かして勉強していく心構えができていないと、いつまでたってもできるようにはなりません。


「そう言われると自信がなくなるな」と思う人は多いかもしれませんね。


でも安心してください。


小さなものでもいいので、プログラムを少し書いて初めて動いたときに、「なんだか面白いな!」と思えると、楽しくていろいろなプログラムを書いてみたくなります。そう感じることができる人であれば、自分でいろいろ学んでいける素地を持っていますよ。


実は上記の「自分で学んでいこうとするマインドや意志があるか」という部分が、2番目のプログラミング以外にも大事な要素がある、という部分に該当します。少なくともプログラムが書けるようになる、使いこなして業務に活かしていけると言うことに関しては、非常に重要なポイントになります。


このプログラミング以外にも大事な要素があるというのは、実は他にもいくつかあります。主なものを挙げると


1.コミュニケーション力
2.業務知識
3.専門性
4.継続力・粘り強さ
などなど。


これらについては別のページで詳しく紹介したいと思います。


採用面接の所でも紹介したいと思いますが、面接官はこれらのポイントを履歴書や面接時の会話の中で見ています(参考:プログラマーの採用面接で面接官が見ている9つのポイント)。


以上の理由があるため、プログラムを書いたことが無い未経験者でも、プログラマーとして採用される理由がお分かりいただけたでしょうか。少なくともプログラミング経験が無いからという理由だけで、心配する必要はありませんのでご安心くださいね。


関連記事

1.20代未経験でプログラマーに転職するために必要なこと
2.30代未経験でプログラマーへの転職を成功させるための方法
3.プログラマー未経験者の求人探しの始め方
4.未経験からプログラマーに転職するならエージェントを活用しよう
5.プログラマーの採用面接で面接官が見ている9つのポイント
6.未経験からプログラマーに転職するために必要な4つのこと
7.プログラマーの採用面接で面接官が見ている9つのポイント



Copyright (C) 2011 ,プログラマー・SEのお仕事 All rights reserved.