WEBプログラマーに必要なスキルとは?(発展編)
WEBプログラマーに必要なスキル(基礎編)では、WEBプログラマーにとって必要なスキルの基本的な部分を紹介しました。
HTMLやCSS、プログラミング言語やデータベースなど、ウェブプログラマーが必ず使う技術ですので、是非習得してもらえればと思います。
このページでは、ウェブプログラマーとしてさらにスキルを高めるために、知っておいた方がよい技術を紹介したいと思います。主なものとしては、以下の2つが挙げられます。
1)Linux環境におけるサーバー構築
2)セキュリティー
順番に見ていきましょう。
Linux環境におけるサーバーの構築
LinuxとはWindowsやMacなどといったOSの一種です。フリーで利用できます。
ウェブアプリケーションはLinux上に構築されているものが多くあります。これはLinuxがセキュリティの面で安全に構築しやすい、フリーのために安価に構築できる、カスタマイズがしやすいといった理由があります。
ウェブプログラマーはウェブプログラムを組むだけで終わることもありますが、1歩進んで、サーバー全体を1人で構築できるようになれると、技術的にぐっと進歩します。
そのために必要なことは、
1)Linuxのインストール
2)ApacheやTomcatなどのサーバーアプリケーションのインストールと設定
3)MySQLやPostgreSQLなどのデータベースのインストールと設定
4)不要なサービス停止やポートを閉じるなどのセキュリティの設定
5)インターネット上に公開できるように、ネットワーク環境の設定
などを知る必要があります。
これらのインストールや設定の仕方については別ページで紹介したいと思います。
ウェブアプリケーションがプログラミングでき、サーバーも構築できるスキルが身に付くと、一人で何でもできるようになります。自宅サーバーを立ち上げて、サービスを公開できるようにもなるので、できる範囲がぐっと広がります。
サーバーを公開するまでの全体的な流れを把握できるので、仕事を進める上でも大いにプラスに働きます。
セキュリティ対策
サーバーをインターネット上に公開すると、多くの危険に晒されることになります。不正攻撃や侵入行為など、いろいろあります。
これらの攻撃からサーバーを守り、安全で堅牢なサーバーを運営するためにはセキュリティに対する知識を深める必要があります。
上記のLinuxによるサーバー構築の部分とも大きく関連するのですが、Linuxの設定やApacheなどのサーバーの設定で対応できる項目がたくさんあります。まずは、その部分についてしっかりと勉強する必要があります。
次に、ルーターなどのネットワーク機器の設定でさらにセキュリティを高めることができます。大規模なものでは、ネットワークの専門家が必要になるくらい難しい作業ですが、自宅サーバーを自分で構築するなどしてみることで、セキュリティ対策の基本的な部分を勉強をすることができるでしょう。
また、プログラム自体のセキュリティも十分に考慮しなければなりません。本当はプログラミングをしている段階で十分に気をつけて実装する必要があります。
SQLインジェクションやコマンドインジェクション、クロスサイトスクリプティングといったプログラムに潜んだ脆弱性のために、情報漏えいなどの被害にあう事例がたくさん出ています。サーバーを堅牢に保っても、システムを動かしているプログラムが甘いと簡単に情報を抜かれていってしまいます。これらについて、ウェブプログラマーは確実に知っておかなければなりません。
WEBプログラマーの求人を探す
関連記事
1.WEBプログラマーの仕事内容
2.WEBプログラマーに必要なスキルとは?(基礎編)
3.ソフトウェア開発の3つの面白さ
4.受託開発の面白さ〜3つのポイント
5.受託開発の仕事内容はどんなもの〜7つのステップ
6.内定を得るための就活サイトの利用方法
7.新卒でプログラマーへの就職活動をする方法