新卒でプログラマーへ就職する時の志望動機の書き方〜良い例・悪い例
大学生の就職活動でプログラマー職へ就職することを希望する際に、どうやって志望動機を書いたらいいのか悩むと思います。プログラミングの経験がある場合は、それをアピールするととてもいいのですが、新卒の場合はそうでないことの方がよっぽど多いのではないかと思います。そういった場合に、志望動機を書こうとしても筆が止まってしまうのではないかと思います。
このページでは、新卒で就活しているみなさんがどうやって志望動機を書いたらいいのか、良い例・悪い例を具体的に紹介していきたいと思います。もちろん、ここであげるものがすべてではないので、参考にしつつみなさんの経験をアレンジして仕上げてもらえればと思います。
また、志望動機をうまく書くことができない場合に、少し時間はかかりますがお勧めできる方法がありますので、そちらも紹介したいと思いますので、最後まで読んでもらえれば幸いです。
志望動機の良い例
求人に応募するにあたってその会社の業務に専門性が求められる場合とそうでない場合があります。たとえば、医療系や学術系などの専門的なシステムやソフトウェアを作っているような場合には、これらのバックグラウンドを持ち合わせている学生さんは有利になります。大学で専攻したことをシステム開発とうまく織り交ぜて書くとかなり魅力的な志望動機ができ上がると思います。
一方で、エンターテイメント系のシステム開発やショッピングサイトなどの構築など、インターネット上で多くの人が利用するようなシステムを構築するような業務に応募する場合などには、それほど専門知識が必要とされることはありません。この場合には、専門性のアピールは特にしなくても大丈夫ですが、多くの人が応募してくると思いますので、一工夫が必要になると思います。より魅力的な内容を書くことが大事になります。
ここでは、両者について志望動機の良い例をご紹介したいと思います。
■ 専門性が求められる場合 〜 医療系システムの例
■ 専門性が求められない場合 〜 一般的なシステムやソフトウェアを開発する会社の例
● ポイント
良いと思われる点を整理したいと思います。
まず、専門性が求められる場合の例については、業務内容と専門性がぴったり一致していることがあげられます。プログラミングの技術よりも仕事の中身を理解できる素地が備わっていることが、大きなアドバンテージになります。専門性を身につけるのは時間がかかる場合もあるので、大学の専攻などが重要になります。技術は入社してからじっくり身につけてもらえれば良いです。もし、自分の専門を活かせるような企業にいく場合には、積極的にアピールすると良いと思います。
次に、専門性が求められない一般的なシステムやソフトウェアを作っているような会社に応募する場合です。この場合に重要なのは、作ることに興味があることであったり、実際に作ったことがあるということを示してほしいということや、パソコンが好きであるといったことを示すことです。
プログラミングに関係していると良いですが、必ずしもプログラムと関係していなくてもかまいません。作ることに関しては、簡単なホームページでも何でもいいので、実際に作ったことがあるという実績があると、「この子は本当に興味があるんだな」とか、「実際に手を動かして作ったんだな」ということが読み取れます。
パソコンが好きだというような場合についてですが、プログラミングというのはパソコンに向かって作業しますし、プログラムがなぜ動くかといったことや、ネットワークや周辺機器と関係することも多いです。そのような場合に、パソコンが好きであれば、興味を持って取り組めるのではないかなということが読み取れます。
また、プログラミングとは関係がない場合であっても、仲間と相談しながら1つのものを作り上げたといった経験などは、お客さんと打ち合わせしながら一緒に役に立つものを作り上げるということに役立つかもしれません。また、何か1つの物を作り上げて、それがうれしかった!というような感想や、物を作ることに興味があるということでもOKです。ただ、それだけだと少し説得力が弱いので、本当にやってみたいという意志が伝わるように、本を読んでスマホアプリを作ってみました、といったような取り組みが書かれているとより良いと思います。
プログラムを書くというのは、結局のところ「ものづくり」です。1人でプログラムを書くにしても、チームで分担しながら書くにしても、最終的な製品やシステムを作り上げるのがゴールです。そこに達するまでのプロセスを楽しいと感じることができるかどうか、そのプロセスをがんばることができるかということが伝わってくると、採用する側としてはとてもうれしいのです。ものづくりを意識した内容にしてもらえればと思います。
そして、自分の専門性や経験・関心をうまく応募企業の仕事内容と結びつけてください。「こんな経験や関心があるから、御社の仕事を通してより役に立つシステムを作っていきたい・・」といったように結んでくれると説得力が出ると思います。
志望動機の悪い例
では、次に悪い志望動機の例をご紹介したいと思います。
こちらは、あまり言うまでもありませんよね・・・。上の良い例と比較してもらえればわかるかと思います。
悪い点をあげるなら、具体性に欠ける、やる気が見えにくい、自分中心の文章、上から目線的な内容になっています。会社のことを褒めることはあまりお勧めしません。内部にいる人間の方がよくわかっていますので、説得力に欠けます。
それよりも、むしろ応募者の方が仕事に対してどんな興味があって、どのような取り組み方をしてくれるのかが具体的に見える内容にしてもらいたいと思っています。
うまく書けないときにはどうする?
いろいろ考えても、志望動機をうまく書くことができないこともあります。やってみたいことはあっても、説得力に欠ける内容になってしまうかもしれません。そのようなときは、実際に何かを作って証拠を固め、説得力を増すという方法をとってアピールにつなげてみてはいかがでしょうか。
そういっても、プログラムなんて書けないし・・・、と思われるかもしれませんね。何も難しいものを作る必要はありません。「本当に興味があって行動しています。やる気があるんです。」という面を見せられればOKです。幸い、プログラマーの仕事というのはパソコン1台あればできるものなので、自宅で何かを作るということは簡単にできます。
具体的には、「志望動機や自己PRに書くことがないときに実績を作る方法」のページで紹介したいと思います。興味のある方はご参照していただければ幸いです。
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